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いじめを苦に自殺する子どもが後を絶ちません。何と悲しく痛ましいことでしょうか。先生や学校側の対応が不誠実であるとか,教育に携わる組織の問題であるとか,まるで犯人捜しのような報道が連日続いていますが,これはマスコミと視聴者である私たちの教育関係者に対するいじめに他なりません。その犠牲となって今度は先生たちが苦しんでいます。目を国に転じると,今年の10月から「障害者自立支援法」が施行されました。この法律は「障害者及び障害児がその有する能力及び適性に応じ、自立した日常生活又は社会生活を営むことができる」ことを目的としていると言いますが,実際は障害者の経済的負担を重くし,自立どころか生活そのものを危うくする法律で,まさしく国による障害者いじめです。
こんな国の大人たちが「弱い者いじめをするな」と子どもたちに言って,はたして効き目があるでしょうか。
私たち大人も,知らず知らずのうちに誰かをいじめてしまっているかもしれません。「あなたは、兄弟の目にあるおが屑は見えるのに、なぜ自分の目の中の丸太に気づかないのか。」とキリストは言われました。誰かを非難する前に,まず自分自身の反省から始めなければなりません。人を変えようとする前に,自分が変わらなければならないし,自分を変えようとするとき始めて本当の問題が分かるのではないでしょうか。
イエス・キリストは,社会的弱者と徹底的に寄り添った人でした。一緒に差別を受け,一緒に飢え渇き,一緒に苦しみました。そして誰も責めることなく,むしろその責めを自分が一身に背負って殺されました。クリスマスは彼が生まれた日です。世界中でこの日が祝われているのは,人の痛みを本当に分かってくれる人の誕生日だからです。派手な電飾や豪華なプレゼントより,心暖まる言葉が町に溢れる日になりますように。
「親切な言葉は蜜の滴り。魂に甘く、骨を癒す。」(旧約聖書)
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