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イエス・キリストの降誕二千年目にあたる記念すべき年も、あとわずかとなりました。残念ながら明るい出来事の少なかったこの一年でしたが、皆様はどのように過ごされましたでしょうか。
さて、キリストが馬小屋でお生まれになったことはよく知られていますが、なぜそんなことになったのかご存じでしょうか。
キリストの両親であるヨセフとマリヤは、イスラエルの北部ガリラヤ地方に住んでいました。マリヤが産み月を迎えたころ、突然皇帝アウグストゥスが人頭税を課すために、住民登録をするよう帝国全土に命じたので、彼らも一族発祥の町である南部のベツレヘムに行かねばならなくなりました。
直線距離で百五十キロもある道のりをなんとか歩ききり、ようやくたどり着いた故郷の町は、同じ理由で集まった人でごった返していました。イスラエルでは旅人をもてなすことは市民の義務とされていましたが、出産は不浄のものとされていたこともあり、この疲れ切ったあわれな妊婦に部屋を貸す心優しき人は一人もいなかったのです。キリストは、火の気のない馬小屋の、石の飼い葉おけに寝かされました。
愛の墓場とも呼べる場所で生まれたキリストでしたが、「あなたの隣人を愛しなさい」と教え、虐げられていた人々の友となり、最期は愛なき私たちの身代わりとして十字架で死なれました。
あなたの優しさをだれかに分けてあげることができたら、今年はきっと心暖まるクリスマスになることでしょう。「自分のことで精一杯」だなんて言わずに。 |
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